マンションの外壁落下など外壁トラブルが急増中

マンションの外壁落下など外壁トラブルが急増中

今朝、新聞を読んでいたところ、「マンションの外壁でトラブル急増」という記事が目に止まりました。築年数の浅いマンションの外壁でヒビ割れが発生したり、外壁表面が剥がれたりするトラブルが増えており、外壁落下による死亡事故も起きているそうです。

その記事によると、住宅関連の紛争を扱う公益財団法人「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」には、2016年度に約160件のマンション外壁トラブルの相談があり、相談件数はここ10年間で3.5倍に急増しているとのことです。

マンションで外壁工事に関するトラブルが増えている原因は様々ありますが、要因のひとつに挙げられるのが東日本大震災関連の復興建設需要、東京オリンピック関連の建設需要が逼迫している関係で建材費・人件費が急騰しており、コストを抑えるための工程簡略化・手抜き工事が増えていること。

また、建設業界もご多分に漏れず人手不足が深刻です。人手不足を補うために経験のないアルバイトスタッフや外国人スタッフを採用する業者が増えています。求人誌を見ていただければ分かりますが「経験不要・資格不要・急募」といった求人がたくさん出回っています。そうして募集したスタッフに教育不足のまま現場で施工させてしまうとどういったことが起こるか、皆さんも予想がつくと思います。手抜きしているつもりはないものの、施工スタッフの技量不足が原因で結果的に欠陥工事になってしまうケースが増えているのです。

「マンション 築5年で外壁が1メートルにわたって剥がれ落ちた」

マンション管理組合から施工不良を訴える相談が相次ぐ。

「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」では、外壁の破損に関する相談は2008年度が44件。2010年度に100件を超え、その後も増加傾向が続き、2016年度は161件に達した。同センターの担当者は「修繕工事の点検で、破損が見つかることが多い」と話す。

マンションの外壁は、建物本体のコンクリートを保護し、デザイン性を高めるため、タイルを貼りつける工法が一般的だ。住宅問題に詳しい弁護士や業界団体は、トラブル急増の要因として、昔は職人がタイルを1枚ずつ貼りつけていたが、近年は工期短縮やコスト抑制のため、複数枚を事前に取り付けたものを現場で貼りつけたり、タイルをはがれにくくする工程を簡略化したりする施工会社が増えたことを挙げる。

施工不良か劣化か

裁判となるケースも少なくない。大阪地裁には建築関連の訴訟を専門に扱う「建築部」があり、常時十数件が係争中だ。

神戸・三宮の20階建てマンションの管理組合は昨年12月、施工不良で外壁の補修工事が必要になったとして施工会社などに約2億4300万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。

訴状によると、マンションは2005年の完成で、2015年に14階の外壁タイルが幅1・5メートルにわたって剥がれ、4階のベランダに落下、一部は歩道に散乱した。補修会社の調査で外壁全体の15%に問題があるとされた。

貼り替えを余儀なくされた管理組合は「タイルを取りつけるコンクリート面の処理に手抜きがあった」と主張。施工会社は「原因は経年劣化」と争っている。

大阪府豊中市の9階建てマンションでも、築12年だった2014年、外壁の4割でタイルが浮くなどし、管理組合はタイル15万枚を交換した。昨年3月、施工会社に約5900万円の支払いを求めて提訴。会社は「施工は適正」と反論している。

出典:「読売新聞 YOMIURI ONLINE

外壁のトラブルが起こったときの相談先

築年数が浅い建物であるにも関わらず外壁にヒビ割れ・剥がれなどの劣化が発生している場合は、手抜き工事や施工不良である可能性があります。ヒビ割れや剥がれを放置しておくと雨水が浸入し外壁の強度が下がり、外壁の落下など重大なトラブルにつながります。ヒビ割れや剥がれなど外壁の劣化症状を発見したら、重大なトラブルが起こる前に早期に専門家に相談しましょう。

外壁工事・住宅リフォームなどのトラブル・紛争に関する法律的な相談をしたい場合は「公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター」がおすすめです。同センターは国土交通省の所管する公益法人として、住宅の取得やリフォームなどの情報の提供・相談業務を行っています。

私たち「ハウスペイントアゲイン」は、住宅・アパート・マンションなどの外壁工事・外壁リフォーム・外壁塗装の専門家であり、熟練の職人集団です。技量不足のスタッフには絶対に施工させません。

「ハウスペイントアゲイン」では、千葉県内の住宅・アパート・マンションの外壁に関する無料相談・無料診断も行っております。外壁にヒビ割れ・剥がれなどの異常が見つかったら外壁落下などの重大な事故が起こる前に、私たちにご相談ください。

外壁の劣化が深刻になってから修繕・補修を行うと、高額な費用の掛かる大規模な工事になってしまいます。外壁の劣化が軽度なうちに早期に修繕・補修することで、重大なトラブルを防止できるだけでなく、リフォーム工事費用を大幅に安く済ませることも可能なのです。

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