外壁塗装のプロが教える|予算不足でも外壁塗装リフォームでやってはいけない6つのポイント

外壁塗装のプロが教える|予算不足でも外壁塗装リフォームでやってはいけない6つのポイント

外壁塗装は高額な費用が掛かる工事です。施工面積にもよりますが、相場的には50万円~100万円を超える費用が掛かります。

今年日本を襲った台風は、千葉県に大きな被害をもたらしました。千葉県では一万戸以上の住宅被害が確認されています。

台風による暴風雨の影響で「外壁が破損・劣化」してしまい、急遽「補修・リフォーム工事」が必要になってしまった千葉県民の方も少なくないと思います。

リフォームを予定して費用を確保していた人ならまだしも、急にまとまった工事費用が必要になってしまい、費用を捻出しづらいケースもあるかと思います。

そこで今回は、予算が少ないからといって、外壁塗装・外壁リフォーム工事で、これだけは絶対にやってはいけない6つの重要ポイントについて解説します。

先ず最初に、「外壁塗装でやってはいけないポイント」を解説する前に、外壁塗装に対する日ごろの心構え・気をつけておきたい点から解説します。

外壁の塗り替えは必ず必要な工事|塗り替え費用は日ごろから積み立てて確保しておこう!

外壁はメンテナンスせずに放っておくと、年月の経過とともに徐々に塗装が劣化していきます。そのうち防水性が低下してしまい、雨の浸入を防ぐことができなくなります。

外壁塗装は、大切なマイホームをを守るための絶対に欠かすことはできない工事なのです。

大切なマイホームを守るためには、適切なメンテナンスを定期的に行い、外壁塗装の予算を日ごろから積み立てておくようにしましょう。

塗料の種類にもよりますが、外壁の塗り替えは通常、10年に一度は必要とされています。

10年に一度、100万円掛かる外壁塗装をするなら、毎月8000円の積み立てをしておけば10年で約100万円ほどの金額になりますので、塗り替え費用を確保することができます。

塗り替えの予算が確保できずに10年以上経っても塗り替えをしない人もたくさんいますが、目に付かない箇所で確実に外壁の劣化が進んでいます。

ひび割れなど具体的な劣化が起こっていないケースでは、塗り替えをしようという考えにはなり難いでしょう。

しかし、見た目はきれいで問題ないように思えても、10年を越えてくると確実に塗装表面の塗膜の劣化が進んで防水性が落ちています

気付いたときには、表面からは見えない箇所で劣化が大きく進んでいてもう手遅れ。大規模な補修工事が必要になってしまい、余計に大きな修理費用が掛ってしまったということにもなります。

外壁が劣化しているのにもかかわらず、塗り替えをしないと、大切なマイホームの寿命を縮めてしまうことになります。予算が少ないからといって、外壁塗装を後まわしにするようなことは絶対に避けましょう。

毎月8000円の積み立てをすることで、外壁の塗り替え費用を確保しておきましょう!

外壁塗装の耐用年数

10年以上、塗り替えをしない状態で放置してしまうと、外壁表面の塗膜が雨風や紫外線にさらされ、保護力が著しく低下します。

そうなると防水性がないため、外壁内部に水分が染み込んでしまい、建物内部が腐ってしまったり、シロアリが発生したり、カビが繁殖してしまったりと大きなトラブルが起こってしまいます。

塗膜が劣化するまでの期間は塗料の種類にもより大きく異なります。

最近では、耐用年数が10年を大きく越える高耐久性を有した塗料も出てきていますが、未だ普及率が高くありません。通常は塗り替えの目安として10年前後を考えておくと良いでしょう。

外壁塗装の塗り替えの目安は、10年前後。

■塗料の種類と耐用年数の目安

一般的な外壁塗装で使われる塗料の耐用年数の目安を下記にまとめてありますのでご確認ください。

塗料の種類 塗料の特徴 耐用年数
アクリル塗料 耐久性が他の塗料と比べて低く、耐用年数が短いため、塗り替えで外壁塗装に使用されることは少ない。 3~5年
ウレタン塗料 シリコン塗料が外壁塗装用塗料として一般的になる前に広く普及していた塗料。 5~8年
シリコン塗料 建築塗料市場において80%のシェアを占める人気塗料。価格と耐久性のバランスが良い。 8~12年
フッ素系塗料 耐久性、防汚性、耐熱性、耐寒性、不燃性にも優れた高品質塗料。頻繁な塗り替えが難しい大型ビルや商業施設で使用されるケースが多い。 15~20年
無機塗料 紫外線に強く、耐久性が高い。耐用年数が20年以上と極めて長いのが特徴。高機能な高級塗料。 20年~
次世代塗料 遮熱塗料、光触媒塗料など環境に優しいエコロジーな塗料が開発され、徐々に普及している。 塗料の種類ごとに異なる

下記の記事では、塗料の種類ごとに特徴の違いや耐用年数の違いを詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

外壁塗装の塗料選び|自分の家にあった塗料が一番良い塗料

定期的な点検は必ずしておこう!

3年~5年ごとに外壁の定期的な点検やメンテナンスを行いましょう。

定期的な点検を行うことで、不具合が進行する前に問題を発見し補修を行うことができます。

気付かぬうちに劣化が進んでしまい、建物の内部まで不具合が進行してしまうと莫大な修理コストが掛かってしまいますが、症状が軽度なうちにメンテナンスや補修を行うことで、安い費用で補修できるというメリットがあります。

塗装業者によってアフターメンテナンスのサービス内容は大きくことなりますが、定期的な無料点検を行う業者も存在します。

私たち「ハウスペイントアゲイン」では、3年、5年、7年、10年と定期的にお客様のもとにお伺いし、建物の痛み具合などを無料点検させていただいています。

外壁は、3年~5年ごとに定期的な点検やメンテナンスを行いましょう。

予算不足でも、外壁塗装工事で絶対にやってはいけない6つのポイント

それでは、これから外壁塗装の予算が不足していても「これだけは絶対にやってはいけない。6つのポイント」について解説します。

これをやってしまうと、外壁塗装で大失敗してしまう危険性が高くなってしまいます。「絶対に失敗したくない!」という方はしっかり確認してみてください。

予算不足でもコレだけはしてはいけない(1)|素人のDIYはとっても危険!

予算の都合で、外壁塗装を自分でしよう、DIYしようとする方もいるはずです。

しかし、外壁塗装工事はプロの職人が何人もで手分けして協力しながら行う作業です。足場の設置・高圧洗浄・下地処理・下塗り・中塗り・上塗りと三度塗りの塗装など様々の工程を協力して行うことで、初めて効率良く・安全に作業ができているのです。

外壁塗装は素人がDIYでカンタンにできるようなものではありません。

特に高所作業は絶対に自分で行わないでください。

今年のような大きな台風が来たときは、塗装業者やリフォーム業者は塗装や修理の依頼でとても忙しくなります。お客様から塗装・修理のご依頼が来ても直ぐに対応することが難しくなります。

そこで「自分で応急処置だけでもやるか」と考える方も少なくないと思います。

しかし、その考えはとても危険です。

外壁や屋根の補修のため、高所作業中に転落して怪我をしたり、亡くなったりしている方が多数います。

2019/9に千葉に上陸した台風15号の災害時には、自分で屋根や外壁など高所の修理を行った方が転落事故を起こし、少なくとも3人が死亡、100人以上が重軽傷を負ったことが判明しています。

時としてプロですら塗装作業中に足場から転落し死亡事故が起きてしまうのです。高所での塗装作業経験のない一般人にはとても危険でハードルが高い作業なのです。

また、プロなら10日で終わる工事が一人でDIYで作業すると1ヶ月以上、場合によっては数ヶ月掛かります。

プロが塗装すれば10年以上もつ塗装が、素人が塗ることで塗りムラが発生し、見栄えが悪いうえに、1,2年後には剥げてしまうことにもなります。

外壁塗装はDIYで行うメリットは殆どありません。

低予算で外壁塗装を済ませたいというお気持ちは分りますが、安易にDIYをしようとするのは、おすすめできません。

外壁塗装のDIYは、危険であり失敗する可能性大!外壁塗装は「プロの専門業者」に依頼するのが無難です。

予算不足でもコレだけはしてはいけない(2)|格安業者に依頼すると手抜き工事のリスクが高くなる!

外壁塗装業者の中には格安でリフォームを請け負う「格安業者」が存在します。

相場では100万円近く掛かるはずの工事を「リフォーム料金が一律50万円」などのコミコミプラン料金で広告や訪問販売している業者です。

「料金が格安ならお得でいいよね!」と思ってしまいますが、相場の半額の料金できっちりとした丁寧な塗装を行うのは不可能です。

安い料金にはカラクリがあります。

料金を安くするために、必要な工程を省いたり・安い塗料を使ったり・塗料を薄めたりといった手抜き工事をする必要があるのです。

手抜き工事の代表的な事例

  • 下地処理を省く、十分に行わない
  • 下塗り・中塗り・上塗りの三度塗りの工程を省く
  • グレードの低い安い塗料を使用する
  • 塗料を薄めて使用する
  • 経験・技術のないアルバイトに塗装をさせる

このような手抜き工事をされてしまうと、塗装は数年しか持たずもう一度再塗装が必要になります。

無駄なコストを省いて、高品質でも低価格を実現している良心的な業者も存在しますが、相場から大幅に安い、ありえない料金を提示する格安業者は「手抜き工事をする悪徳業者」である可能性が高いので注意が必要です。

相場から掛け離れた格安料金を提示する業者は、悪徳業者の可能性が高い

下記の記事では、手抜き工事について詳しく解説していますので参考にしてみてください。

 

外壁塗装のプロがこっそり教える|手抜き工事の手口とその予防策!

予算不足でもコレだけはしてはいけない(3)|見積もりを値切るのはマナー違反。手抜き工事・施工不良が起こるリスクも高まる!

外壁塗装にかかる費用をできるだけ安く抑えて、低予算でリフォームしたいと思う気持ちは理解できます。しかし、価格交渉にもマナーと節度が必要です。

できるだけ外壁塗装費用を安くする方法として代表的なのが複数の業者に見積もりを依頼する「一括見積もり」という方法です。

複数の業者に見積もりを出して貰ったときにやってしまいがちなのですが、「他の業者はもっと安く見積もりを出してくれている、もっと安くならないのか」と他社と比較して値切り交渉をすることです。

外壁塗装においては、お客様のご自宅の外壁の素材・塗料の種類・外壁の劣化状態など様々な要因から必要な経費を算出します。

優良業者は必要以上の利益を上げずに相場通りの価格で、最初から適切な見積もり額を提示しています

優良な外壁塗装業者は、はじめから「これ以上割引はできない」という適切な見積もりで金額を出しているのです。ここで、値切り交渉に応じてしまった業者は、採算に合わない仕事を請け負うことになってしまいます。

優良業者であっても、利益を出すためには仕方なく、必要な工程を省いたり、塗料を水増ししてコストを抑えたりといった手抜き工事をしないといけなくなってしまいます。

値切った結果、手抜き工事や施工不良が起こる原因になってしまうのです。

私たち「ハウスペイントアゲイン」では、「下請けを使わない・営業マンを雇わない」ことで余計なコストを徹底カット高品質で相場よりも安い工事費用を実現しています。

最初から「これ以上割引はできない」というギリギリの金額で見積もりをご提示させていただいております。

値切り交渉はマナー違反。施工不良・手抜き工事が発生するリスクを高める!

予算不足でもコレだけはしてはいけない(4)|急いでリフォームしたいからと焦って契約してしまうと悪徳業者に騙される

契約内容や工事内容を正しく把握せずに、急いでリフォームしようと焦って契約しまうのは悪徳業者の思うつぼです。

悪徳業者は「直ぐにリフォームしないと外壁が危険な状態ですよ。雨漏りしてしまいますよ」と契約するように迫ります。ここで焦って契約してしまうと、冷静な判断力を欠き、悪徳業者に騙されてしまうリスクが高くなります。

千葉市では、台風15号で被害にあった77歳の女性に、無理やり屋根の修理の契約を結ばせたとして27歳の男が逮捕されました。

逮捕されたのは自称、家屋修理会社の社員です。

容疑者は、台風15号の被害にあった千葉市内の77歳の女性の自宅を訪問し、「今やらないと次の台風もすぐに来ているから」「自分で上がって上から見てみなさいよ」などと語気を強め、無理やり屋根の修理契約を結ばせた疑いがもたれています。

女性は修理費用として25万円を支払いましたが、容疑者は接着剤を使って応急処置をしただけだったとのことです。千葉県内では、これまでに災害関連の悪質商法が70件以上も確認されています。

『悪徳業者は騙しのプロ』です、台風で被害に遭った人の心理につけ込んできます。

「速くリフォームしないと次の台風で雨漏りしてしまいますよ」

「通常なら100万円掛りますが、直ぐに契約すればリフォーム代を50万円に割引します」

などと言われると、焦って契約してしまうかもしれません。

リフォーム業界での悪徳業者の被害は、毎年6000件以上にのぼります。

特に今年は台風や大雨・竜巻など自然災害による住宅の被害が多かったため、被災者心理につけ込んだ悪徳業者の被害が急増しています。十分に注意してください。

急いでリフォームしたいからと焦って契約してしまうと、悪徳業者に騙されるリスクが高まる!

予算不足でもコレだけはしてはいけない(5)|グレードの低い塗料を使うと外壁塗装の寿命が短くなる

価格が安いからといってグレードの低い塗料を使用すると、数年で塗装が劣化してしまいます。塗料の耐久性はグレードとほぼ比例しており、安くてグレードが低い塗料ほど耐久性が低くなります。

一番人気があるシリコン塗料は、アクリル塗料よりは価格が高いため塗装費用は多少上がります。しかし、耐用年数はアクリル塗料の5年に対し、シリコン塗料は10年~15年も持ちます。

長いスパンでみると、耐久性の良いグレードの高い塗料を使用したほうが、外壁のメンテナンス費用の総額は安くなりコストパフォーマンスが高いのです。

費用を安くしたいと最も安価なアクリル塗料を使ってしまうと5年程度で塗装が劣化してはがれてしまいます。コスパを考えると、シリコンやフッ素など耐久性の高い塗料を使うのことをおすすめします。

塗料の種類ごとの塗装費用(当社で20坪を施工した場合)

外壁塗装費用

長期的に見れば、シリコンやフッ素など耐久性の高い塗料を使用したほうが、コストパフォーマンスが高い!

予算不足でもコレだけはしてはいけない(6)|外壁だけ・屋根だけなどの「部分補修」は結局コストが高くつく

リフォームを行う際は、外壁、屋根と合わせて同時に工事するのがおすすめです。

外壁塗装工事で大きなコストを占めるのが足場代です。

外壁、屋根を同時に行うことで足場代が1回分で済むため、長期的な視点で見るとリフォーム費用を安く抑えることができて合理的で賢い方法なのです。

逆に、外壁塗装のために足場を組んで工事する。数年後に、屋根だけの塗装のためにまた足場を組むということをしてしまうと、2倍の足場代が掛ってしまいます。

外壁と屋根の塗装を別々にやってしまうのは非常にコスパの悪い、おすすめできない方法となります。外壁と屋根の塗装は出来れば同時に行うのがおすすめです。

外壁、屋根リフォームを同時に行うことで足場代が1回分で済む外壁・屋根の同時リフォームは賢い選択だ

まとめ

外壁塗装は、一度で50万円~100万円以上のまとまった出費を必要とします。できるだけ安く済ませたいと考えるのは普通だと思います。

しかし、品質の高い塗装工事をするためには、適切な予算は必要です。

「安く済ませたい」という気持ちが強すぎると悪徳業者に騙されたり、施工不良や手抜き工事に遭ってしまうリスクが高くなり、返って損をしてしまう可能性が高まってしまうのです。

私たち「ハウスペイントアゲイン」は、選りすぐりの熟練職人だけで組織された「外壁塗装のプロ集団」です。外壁のことでご不明なことがあれば、私たちまでご相談ください。

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「ハウスペイントアゲイン」の外壁塗装で実現できる3つのポイント

  1. 職人のプライドに掛けて、手抜き工事・欠陥工事は絶対にしない
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  3. 「3年、5年、7年、10年」と定期的にお客様のもとにお伺いし、建物の痛み具合などをチェック。万全のアフターメンテナンスを実施。

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